新たな思想が必要です。
独身税というと、反発は大きいと思います。
同じことですが、子どもがある世帯に対する、手当てや控除の類を強化し、少なくとも国立大は、授業料を無料化するべきです。
同時に、内容が大学の名にふさわしくない大学も潰すことを考えるべきでしょうね。低偏差値の大学ではなく、教育に熱心ではない大学です。
ちなみに、大学四年間というのは、大きいです。
偏差値という入り口がありますが、
国文でいうと、國學院や東洋など、入ってから勉強させられる大学に入ると、できるようになります。それは、入り口が高い(つまり、もともと優秀な学生を集めている)ことと無関係です。
ところで、
なぜ、子どもがある世帯を優遇しなければならないかというと、
1 そうしないと、少子化は、解決しない。
2 子どもはそもそも、社会のインフラである。
からです。
たとえば、文学部英文科に置き換えてみると、
「独身税」を非難している人の、申し訳ないけれども、
考えの浅薄さ
が分かってきます。
「大学に入るのは、そいつの勝手。人から金をもらうなんて、虫のいいころを考えるな。」
と言って、補助金をカットしたら、四年間の学費は、一千万円にもなるでしょう。
進学者がほとんどいなくなり、中高の英語の先生がいなくなります。
ですから、大学院生や、エリート公務員なども英語が出来なくなり、
日本の文化レベルは、爆下げでしょう。
同じことです。
子どもは、親にとっても子どもというよりは、
社会全体にとっての子どもです。
つまり、インフラです。
すべての物事がそうだと思います。
私有という観念を改めなければいけない時期に来ています。
■「独身税の提案はしていない」 かほく市ママ課が炎上、関係者は発言否定
(キャリコネ - 09月01日 18:32)